哀れみ

 東電の人がお詫び行脚をして住民に罵倒される姿を放送する意味はなんだろう。因果応報? そりゃ放射能をばらまかれた当人は怒るだろうけど、それを見て第三者は何が楽しいんだろうか。「ああ、悪いことをしてはいけないな」なんて思うのだろうか。単に「悪と決め付けられた対象」がひたすら火あぶられる姿を見て楽しくなってるだけなんじゃないだろうか。それを流しているということは、TVは「みんな楽しくなれ」と願って番組をつくっているということなんだろう。そこまでみんな卑しいかね?


 ただ思うのは、今回の原発事故で一番困るのは国民だよなー、ということ。有限の化石燃料に頼って電気を作るのが今後主流になるんだろうけど(今回の地震における火力発電所の安全性の高さには、素直に頭が下がります)、原発の事故リスクに対するコストとして追加の石油代を払い電気代が上がることを容認しなきゃいけない。まあ安全のためにコストがかかるのは当然だけど、今度は化石燃料がなくなったあとどうするかまで考えなきゃいけない。ま、地球滅亡への序章みたいな感じになってもしょうがないのでこのへんでやめときますが、安全とコストってトレードオフなんだなあと改めて実感した次第。


 またしても真面目な話! この文章書いている間だけでも屁が止まらないんですよ奥さん。