邂逅

 二年前引っ越しした時の段ボール2箱を開ける。まあ本しか入っていないのだが、整理していたら川端康成の『掌の小説』が出てくる。懐かしくて感慨深い。
 『掌の小説』を読んで、その日本語能力と語彙力と表現力に打ちのめされ、ブログを書くのはもうやめよう、日本語を書いて公にするのをもうやめよう、と思い知らされた作品である。
 ま、それが直接の原因で以前やってたブログをやめた訳じゃないのだが、遠因ということで。