You`ve got to help yourself

 けいおん!! のOPEDのCDを買ってオーオタレビューを書けと言われたので買ってきて聴いています。オーオタレビューなので音しか聴いてません。メロディがどうとかは知りません。
 ちなみにこの日記もきちんとMacBook Pro+Mac OSX(Snow Leopard)で書いています。
 ちゃんとヘッドホンもしてますよ! AKGじゃなくてSTAXの007Aだけど。


 で、聴いてみた訳ですが……2曲とも10回以上聴いたけど、分けて書くのめんどくさくなってきたので2曲ともまとめて書きますね。ことえりの変換あほすぎるし。


 えーと、ロック音楽の割に2曲ともカマボコで聞こえるのは気のせいでしょうか。ボーカルとギターとキーボードがガンガン前に出てきて、他の音が悲しいことに……。口当たりの軽いベースはまだしもドラムのハイハットとクラッシュシンバルがかなりしょんぼり気味。ハイハットってこんなに頭押さえつけられたしょんぼり音だったっけ。ていうかなんで金属楽器の音がボーカルに負けるんだよ! あと、高校の学園祭レベルだと、キーボードの音って完全に消えるような気がする(オケのヴィオラ並に聞こえなくなる)んですけど、CDのキーボードはすごくよく頑張っていて違和感を覚えます。


 なんか音が「お前らは私たちが聴かせたいと思う音だけを聴いてればいいんだよ!」という作りになっていて、サビでは「ボーカルの声を聴け!」とばかりに唯や澪の声が責めてきたと思えば、ギターソロやキーボードソロではそれぞれギターやキーボードだけが凄まじい音で迫ってきたり……。ま、攻めてくる割に「あっそ」という感じのメロディに聞こえるのですが、メロディに関してはよくわからないのでやめておきます。ともかく、聴かせる側が聴かせたい音だけを強調するのでなんだかなあと思います。クラッシュシンバルの響きでご飯を3杯いける俺がおかしいのでしょう。高橋幸宏さん俺を抱いて!


 あと、ロック音楽って普通ドンシャリな音の作りをすると思ってたんですが、今回の2枚を聴いたらすごくカマボコだったので、考えを改めないといけないなと思いました。特に高音の伸びのなさは「お前らどうせmp3にするんだから高音残しておいてもしょうがないだろ?」と言われている気分になります。カラオケで歌ったら気分良さそうなカマボコですね♪ ってお前ら劇中では若いんだからもっとドンシャリで攻めてこいよ!! サ行が耳に突き刺さるくらいの高音で攻めてこいよ!! せっかくの女性ボーカルだろ!! ちなみにCDだとインストがついているので、ボーカルが歌ってるときは他の楽器がなんだか頭押さえつけられてるみたいな音に聞こえるのを確認できます。


 あと、なんでかわからないけど全体的に音が薄っぺらいっていうか軽く感じるのはやはりメンバー全員の育ちがいいのを表現しているからかしら。「あの音が鳴ってるだけで楽しい」って感じがないのですよ。ま、単に私がOPEDの曲で使われている音が嫌いっていうだけなのかもしれませんし。


 STAXが悪いのかなと思ってultimate earsに変えたらぼちぼち楽しく聴けたので、密閉型で解像度があまり高くなくて籠り気味の方がいいのかなと思います。あとmp3の低ビットレートにした方があきらめもつくのでもっと楽しく聴けるかも。そもそもSTAX自体がロック聞くのに向いてないっていう意見もありますが、TANNOYのスピーカーで聴いてみたらさらにカマボコが悪化したことも付け加えておきます。ただ、その分ボーカルが目の前で歌ってくれているような気分になったので良し悪しです。


 女子高生のガールズバンドっぽい音って、こういうのなんだろうか……。じゃあ俺はいいや。