LOLICLOCKがうなりを上げる!

 未だにHT-01Aは使いやすいのかとかそういうキーワードで来る人がいらっしゃいますのではっきり申し上げておきますが、使いにくいよ。重いよ。落ちるよ。キーボードがついてないHT-02Aはもっとひどいよ。GPS機能搭載してるけど肝心のNAVITIMEがカーナビモードのついていないタイプだから使い物になんないよ。だからあんまり期待するとめっさがっかりするよ。あきらめろ! 予約してまで買うもんじゃねえ!


 がっかりといえばコルソ・ウィーンに行ってきたのですが、自分の部屋で出している音と岡山シンフォニーホールでの音の違いにがっかりした。シンフォニーが悪いんじゃなくて自分の部屋がね(当然だ)。シンフォニーと違って私の部屋は隣の部屋と障子で区切られてる+京壁なので手をたたいても反響音0という素晴らしい抜けを搭載し、家族がいるときに何かを聞くと家族から確実に苦情が来るという副作用を併せ持つ部屋なのですが、そこでいつも聞いてる音とコンサートホールで聞く音が同じのわけなくて、なんか実際にバイオリンやビオラが鳴ってるのを聞いたら「あれ? 案外優しくてウォームな音なんだ」と思いました。こう思う時点で多分間違ってる。まあ2階席の隅っこで室内楽を聞いて判断するのもどうかって話ですが(ステージからすっげえ遠い)、私は聞いててずっと頭押さえつけられてるような感じでした。もちょっと具体的に言うと、バイオリンってもうちょっと鋭く堅く響く楽器だと思ってたので、生音聞いたら緞帳降りてるような気分に。STAXで聞いてたスコーンと抜ける音よりulitimate earsのちょっと緩めな音に近いかな(ただしパーカッションの高音部は圧倒的にSTAXに近い)。まあ、二十歳過ぎて弦楽器の生音聞いたのが初めてだったのもあるんでしょう。自慢じゃないが大学時代は友人に買わされた吹奏楽部の講演に年一回行くくらいしか能がなかったもんで。


 でもヴィブラフォンとトライアングルとピッコロの響きには感動した。そしてビオラは目を頼りにして必死に聞かないとやはり聞こえなかった。
 そして私が好きな音は低音ドスドスよりちょっと堅めで抜けるような響きの音だと言うことに気づいた。レオポルド・高音スキー。